厚生労働省「ストレスチェック全事業所義務化」を受けて~OESが解説します その3
2025.01.14#3ストレスチェック義務化がもたらすメリットと企業が得られる価値
労働安全衛生法の改正により、日本のすべての事業所に対し「ストレスチェック」が義務付けられるようになります。この制度の目的は、職場におけるメンタルヘルスケアの徹底と、働く環境の改善にあります。
本記事では、前回、前々回に続き、義務化がもたらすメリットを企業と従業員の双方の視点から掘り下げていきます。
☑ 従業員にとってのメリット
①早期発見と適切なサポートの提供
ストレスチェックを定期的に受けることで、従業員は自らのストレス状態を把握できます。また、高ストレスと判断された場合には専門家による面談が可能になり、精神的負担が軽減されます。
②安心して働ける職場づくり
従業員の声が反映されることで、職場環境の改善が進みます。結果として、心理的安全性が高まり、離職率の低下や働きがいの向上が期待できます。
③セルフケア意識の向上
ストレスチェックは、従業員にセルフケアの重要性を再認識させる機会となります。自身のメンタル状態を理解することで、適切なセルフケアの実践が可能になります。
☑ 企業にとってのメリット
①職場環境の改善と生産性向上
ストレスチェック結果をもとに環境を整えることで、従業員のパフォーマンスが向上します。結果として、業務効率化や生産性の向上が期待できます。
②リスクの未然防止
従業員のストレス状態を定期的にモニタリングすることで、過重労働やメンタルヘルス不調を原因とするトラブルの発生を防ぎます。特に、労災や訴訟リスクの軽減が図れます。
③企業イメージの向上
メンタルヘルス対策に真摯に取り組む姿勢は、従業員だけでなく求職者や取引先にも良い印象を与えます。「働きやすい職場」として評価されることで、優秀な人材を引き付ける力が高まります。
☑ オオイタEAPシステムズ(OES)のサポート内容
オオイタEAPシステムズでは、ストレスチェック義務化に対応するための全面的なサポートを提供しています。具体的には以下のようなサービスを展開しています。
①ストレスチェックの実施支援
調査票の作成から分析・結果のフィードバックまで、すべてを一括サポートします。
②面接・フォローアップの実施
高ストレス者への面談対応や、必要に応じた専門家の紹介も行います。
③職場環境の改善提案
集団分析結果を活用し、リスク要因の特定や働きやすい環境づくりのアドバイスを提供します。
最後に、義務化はあくまでスタート地点です。
この制度を活用して従業員と企業の双方が成長できる環境を構築することが重要です。
是非、当社にご相談ください。